葉酸サプリは胃もたれの原因になるの?

妊活中や妊娠中の女性は、胎児の成長に欠かせない葉酸を摂取することが推奨されています。安定した葉酸を摂取するために葉酸サプリを利用する人も多いですが、飲むと胃もたれを感じる人もあるようです。サプリメントは薬ではないので副作用の心配はほとんどありませんが、葉酸サプリが胃もたれの原因となるのかどうか検証してみましょう。

葉酸には胃を整える作用がある

葉酸はビタミンB群の一種であり、赤血球の生成に深い関わりのある成分です。造血成分としても知られており、貧血を改善する作用もあります。その他にも、冷え性や生理痛の改善、更年期障害の緩和、血液をサラサラにする効果、うつ病の改善、認知症の予防などの効果もあります。

また、葉酸にはタンパク質の合成を促し胃の粘膜を丈夫にする作用もあり、胃の中のトラブルを防ぐことができ、食欲不振や下痢を改善することもできます。それゆえ、葉酸が不足すると胃の粘膜が弱くなり胃痛を起こす原因にもなりますが、葉酸を適切に摂取しているなら胃を健康な状態に保てることになります。

葉酸自体は、胃もたれとは真逆の作用を及ぼす成分です。

飲み方を間違えると胃もたれすることもある

しかし、飲み方を間違えると胃もたれすることもあるようです。妊活中や妊娠中の女性は、1日に400㎍の葉酸を摂取することが推奨されていますが、摂取の上限は1日に1000㎍とされています。一般的な葉酸サプリに配合されている葉酸の量は400㎍ですが、中には800㎍も配合されているものもあり、食事から摂取する葉酸と合わせると1000㎍の基準を超える可能性もあります。

より高い効果を得たいからといって葉酸を過剰に摂取すると、食欲不振や吐き気など、胃もたれの症状が現れるリスクも高まります。

食事で多くの葉酸を摂取した日は、サプリの量を減らすと良いでしょう。そして、葉酸サプリに配合されている他の成分によって、胃もたれが起こることもあります。サプリは形状を整えたり飲みやすくコーティングするために、複数の添加物が配合されているのが一般的です。

それらの添加物が胃もたれの原因になる可能性もあります。どうしても必要な成分は仕方がないとして、合成保存料や香料、色素などが含まれていないことが必須です。そのため、できるだけ添加物の含まれていないサプリを選ぶことも大切になります。

また、胃もたれだと思った症状が、実はつわりの症状だったという事も多いようです。つわりも胃もたれのようにムカムカして吐き気がするため、初めての妊娠の場合は特に見分けがつかないこともあります。症状をしっかり見極めることも大事ですね。

胃に負担をかけない飲み方をする

葉酸サプリ自体に胃もたれを起こす原因はないとしても、できるだけ胃に負担をかけない飲み方をすることにより、リスクを減らすことができます。胃に負担をかけない飲み方としては、空腹の状態で葉酸サプリを服用しないことです。

葉酸を効率的に体に吸収するには、食事の30分前に摂取するのが良いとされていますが、胃の刺激を減らすには食後30分以内に飲むのがベストと言えるでしょう。食前に摂取する場合は、牛乳やヨーグルトなど胃の粘膜を保護する食品を先に食べた後、葉酸サプリを飲むのがおすすめです。

胃にかかる負担を減らし、安心して摂取することができるでしょう。吸収率を上げるためには、摂取する時に紅茶やコーヒー、緑茶などカフェインが含まれた飲み物ではなく、水やぬるま湯で飲むのが基本となります。カフェインは葉酸の吸収を阻害する恐れがあるので、一緒に摂取するのは厳禁です。

また、葉酸サプリは1日に3粒から4粒飲むタイプのものが一般的ですが、1度に3粒や4粒飲むのではなく、2回から3回に分けて飲むことをおすすめします。

胃への負担が少なくなるのはもちろん、葉酸も体に行き渡りやすくなるので効率的に摂取できます。

胃もたれしにくい葉酸サプリ

葉酸サプリを選ぶ時は、配合されている添加物はもちろん、何由来の葉酸であるのかもしっかり確認してから決めるようにしましょう。まず、葉酸にはポリグルタミン酸型とモノグルタミン酸型という2種類があります。ポリグルタミン酸型は食事から摂取できる葉酸全般の事で、吸収率が悪く加熱に弱いという特性があります。

モノグルタミン酸型は科学的に合成された葉酸で、吸収率が高く熱に強いという特性があります。そのため、妊活中や妊娠中の人はモノグルタミン酸型葉酸を摂取するよう推奨されているのです。

しかし、モノグルタミン酸型葉酸は科学的に作られた葉酸であり、その原料となるものも様々です。安い葉酸サプリの中には、合成葉酸を作るのに石油系の材料を使用していることもあります。石油系の材料は胃の中に残りやすく、胃もたれを引き起こす原因ともなります。

天然素材を材料としたモノグルタミン酸型葉酸であっても、農薬を使って育てられた原料の場合は体に良い影響を与えません。

オーガニックの天然素材から作られた葉酸がベストです。また、海外の葉酸サプリは日本とは異なる規格で作られているものが多いため、日本で作られているサプリの方が日本人の体に合っていると言えます。

安全性の高い葉酸サプリを選ぶ

葉酸サプリは毎日摂取するものであると同時に、妊娠中の人は赤ちゃんも一緒に摂取するサプリとなります。そのため、安全性に十分に気をつけることも重要な課題です。原材料、配合成分、原産国、製造工場などの情報がしっかり開示されているメーカーのものを選ぶのが賢明でしょう。

厳選した素材が使用されており、製造工程や製品管理もしっかり行われていることが大事です。できれば、日本で製造されているものの方が安心できます。また、葉酸の働きを高めるためには、ビタミンB6、ビタミンB2、ビタミンB12、ビタミンC、亜鉛の働きも重要となります。

葉酸サプリを選ぶなら、これらの成分も一緒に配合されているものにすると良いでしょう。葉酸サプリに含まれるモノグルタミン酸型葉酸は、体内に入るとジヒドロ葉酸に変化し、ビタミンB12の力を借りてテトラヒドロ葉酸に変換され、ビタミンB6の手助けで10-メチレン-テトラヒドロ葉酸となり、最終的にビタミンB2によって5-メチル-THFとなります。

葉酸の代謝をよくするためにも、非常に重要な栄養素なのです。これらの成分が揃って、良い葉酸サプリと言えるでしょう。